2023年9月5日は、赤城山の西麗にある矢筈(ヤハズ)山とモロコシ山の2座を縦走しました。
こんな方におすすめの記事!
- 矢筈山とモロコシ山の登山口や場所について知りたい方。
- 周辺のグルメ情報について知りたい方。
矢筈山とモロコシ山は群馬県渋川市側からのアクセスとなる赤城山の中でも数少ない山の1つ。
この記事では、矢筈山とモロコシ山と登山口周辺の情報について紹介します。
赤城山の低山歩きにハマっている自分が実際に現場を歩いて感じたことを発信しているので、矢筈山とモロコシ山の登山をお考えの方は是非見てください!(シェアも大歓迎です。)
今回のルートとコースタイム
今回のルートは渋川市赤城町(旧赤城村)の旧赤城キャンプ場が発着地点となります。
旧赤城キャンプ場から林道を進み、①鈴ヶ池②矢筈山③モロコシ山④祠の順に時計回りに進んでいきました。③から先はバリエーションルートとなっています。
モロコシ山山頂から左手に県道157号方面に下るルートがあります。案内標識もあり道も整備されているので初心者の方はそちらから周回することをお勧めします。
コースはよく整備されていて歩きやすいです。ただ、林業用の目印のピンクリボンが登山道から見える位置に至る所に張られているので確認しながら進んでいくと良いでしょう。
アクセス
現在、旧赤城キャンプ場は営業しておらず検索しても正しい情報が出てこないことが多くなっています。ナビで”群馬県渋川市赤城町北赤城山1022”と検索して向かうと良いです。
車でのアクセス
高速道路を利用する場合、赤城インターチェンジを降りてから11.7km、車で約22分ほどの所要時間です。
渋川市からアクセスする際は深山(みやま)交差点を東に進み細い林道を上がっていきます。
道中に”十二神”と書かれた比較的まだ新しい神社と小さな祠が鎮座しています。
バスでのアクセス
JR上越線・渋川駅発の深山線に乗車し、終点の深山まで乗り換えなしでアクセス可能です。(運賃580円。)
深山バス停まで1日7本出ていますが、
- 渋川駅発6時29分‐深山バス停着7時2分
- 〃 8時17分‐ 〃 8時52分
- 〃 9時45分‐ 〃 10時28分
登山ルートに応じて上記の3本でプランを立てると良いかと思います。
※6時29分発のバスは平日のみ運行。12/30~1/3運休。
深山バス停から旧赤城キャンプ場までは5.1km。林道を歩いて登山口へと向かいます。
駐車場情報
旧赤城キャンプ場は10台ほど駐車可能なスペースがあります。(無料)
施設内のトイレ・手洗い場は利用可能となっています。(11月中旬~4月中旬か凍結防止のため使用不可。)
周辺情報
コンビニ
- ローソン 赤城インター店 (旧赤城キャンプ場まで11.3km、車で約21分。)
- セブンイレブン 渋川赤城津久田店( 〃 11.6km、 〃約22分。)
- ファミリーマート 渋川上白井店 ( 〃 14.6km、 〃約28分。)
赤城インターチェンジからアクセスする場合、併設している赤城PAにトイレと自販機があるのでそちらを利用するのも良いでしょう。
ガソリンスタンド
- JA赤城たちばな敷島SS (赤城キャンプ場まで11.1km、車で約22分。)
- ENEOS/つるや商店津久田SS ( 〃 11.3km、 〃 。)
温泉
- ヘルシーパル赤城 (赤城キャンプ場まで13.6km、車で約27分。)
- 金島温泉 富貴の湯 ( 〃 19.6km、 〃約36分。)
- 花湯スカイテルメリゾート( 〃 21.5km、 〃約31分。)
旧赤城キャンプ場‐鈴ヶ池
矢筈山とモロコシ山周辺は様々なルートがあります。
縦走される方はまず鈴ヶ池を目指し、それから矢筈山とモロコシ山の尾根歩きをするとスムーズな工程になるかと思います。
ちなみにこの周辺は”春の女神”と呼ばれている非常に珍しいヒメギフチョウの生息地となっています。
1986年に群馬県の天然記念物に指定され、以後、保全活動に力を入れています。
行かれる方はその点を留意して山歩きを楽しみましよう!
旧赤城キャンプ場から鈴ヶ池までは林道経由で15分ほどで到着。
小さな溜池という感じですが、この日は前日に降った雨の影響もあり周りの木々の反射と相まってキレイな光景でした。
鈴ヶ池‐矢筈山‐モロコシ山
鈴ヶ池から来た道を少し戻って本格的な登山スタート。
赤城山周辺の山の中でも手つかずの自然が残っていて山歩きを存分に楽しめるルートです。
登山道周辺にはツツジの径と呼ばれるツツジの名所もあります。春にヒメギフチョウとツツジの散策に出かけてみるのも良いですね。
登山開始から35分ほどで矢筈山山頂に到着。
矢筈山山頂からモロコシ山へは多少のアップダウンがありますが危険個所などはなし。
途中でモロコシ山へ至る別ルートに合流します。
矢筈山から15分ほどでモロコシ山に到着。
モロコシ山‐林道‐旧赤城キャンプ場
※ここから先は正規ルートではない道を通ります。
モロコシ山山頂を右手に見て下っていきます。
下っていくと右側に踏み跡が残っているルートが出て来るのでそちら側に進んでいきます。
場所はモロコシ山の南側付近になります。
しばらく進むと隙間から奥の山々が見えるようになってきます。
さらに進んでいくと矢筈山の西側の尾根に合流します。この尾根を下っていくと祠がある小ピークの1077m地点へと到着します。
祠の側面には「享和元歳 酉吉日」と書いています。これは1801年江戸時代に建てられたものかと推測できます。
近くに”深山”という地名があり、さらには赤城の山の中でも御嶽教との結びつきが強いことで有名な鈴ヶ岳の登山口も近くにあることなどからこの周辺も何らかの山岳信仰の風習があったのかと思います。
一度、矢筈山方面へと引き返し、歩きやすそうなルートを見つけて再び山の中に入っていきます、
ピンクリボンの目印が多数ある林の中を下っていくと眼下に林道が!
鈴ヶ池の西側に位置する林道に出ました。ここから10分ほど林道を東に進み旧赤城キャンプ場へと到着です。
まとめ
今回は矢筈山とモロコシ山の縦走ルートについてご紹介しました。
普段と違った赤城山登山を味わうのにぴったりのルートとなっています。
また、近隣にはもつ煮の専門店として全国的に有名な永井食堂もあるので併せてチェックしてみてください!
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