今回は、富士フィルムXT-3とNikon(ニコン)のオールドレンズ「Ai Nikkor 45mm F2.8P」の組み合わせで撮影してきました。

この記事は次のような方におすすめ!
・Ai Nikkor 45mm F2.8Pの特徴を知りたい方
・Ai Nikkor 45mm F2.8Pの使用感を知りたい方
Ai Nikkor 45mm F2.8Pについて
Ai Nikkor 45mm F2.8Pの主な性能は以下の通りです。
発売年月 2001年 発売時価格 48000 レンズ構成(群) 3 レンズ構成(枚) 4 絞り羽根枚数 7(円形絞り) 最小絞り 22 最短撮影距離(m) 0.45 最大撮影倍率(倍) 0.131 フィルター径(mm) 52 最大径x長さ(mm)x(mm) 63 x 17 質 量(g) 120
2001年にFM3Aの標準レンズとして発売されたAi Nikkor 45mm F2.8P。

レンズ構成は先代のGN Nikkor45mm F2.8へのオマージュとして3群4枚となっています。
特徴として、現行のカメラで使う際に露出補正機能を使うことができる点。レンズ内の情報をカメラ本体に伝達することができ、マルチパターン測光などの機能を活用できます。

レンズはスタイリッシュですっきりとした見た目で、現行で発売されているクラシックな外観のデジタルカメラにもマッチします。

カメラ設定
今回は、数ある赤城山の滝の中でも指折りの迫力がある不動大滝周辺で撮影してきました。
夏も近づいてきて緑が濃くなってきている自然を表現するために、発色の良さと明暗のメリハリが効いた映りに定評のあるのVelvia(ビビッド)で撮影しました。
その他は以下の設定となるので、富士フイルムXシリーズを検討している方は是非参考にしてみてください!
<フィルムシミュレーション>
Velvia(ビビッド)
<カラークローム・エフェクト>
強
<グレイン・エフェクト>
強
<ホワイトバランス>
オート
※写真は全て撮って出しです。


富士フィルムXT-3はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、35mm換算の焦点距離は72.5mmとなります!
作例


華奢で小さい見た目の外観とは裏腹に、エッジの利いたシャープな写真を撮ることができます。



開放で寄って撮影した1枚。
45mmのレンズということでスナップ撮影で使うことを前提として作られているため、ボケに関しては評価が分かれるなという感じ。

不動大滝をパシャリ。



上の2枚は開放で撮った写真。
光の入り方でガチャガチャとなっていますが、しっかりと写っています。
最後に開放で撮った写真をもう1枚!

遠近感や明暗のコントラストが独特で合成で作ったような写真に見えますが、未加工の写真。
陽の当たる葉や木々の輪郭が思いのほかシャープに映っていて、自然の生命力を感じるような1枚でお気に入りです。
使ってみての感想
使ってみて無難に使えるレンズといった印象を受けました。
寄っても引いても意図した写真は撮れるし、45mmという画角(APS-Cサイズは72.5mm換算)故に使えるシーンも多いと思います。
ただ、わかりやすいボケ感やコントラストが極端に高いなどという一芸に秀でたレンズではないので、オールドレンズに個性を求める方には面白みに欠けるかなといった感じのレンズです。

近い画角のオールドレンズを探している方は”オリンパス ZUIKO AUTO-S 40mm F2 ”がおすすめ!

まとめ
今回は、Nikon(ニコン)のオールドレンズ「Ai Nikkor 45mm F2.8P」をご紹介しました。
シーンを選ばず活用しやすい万能型のレンズです。興味がある方は是非試してみてください!
ニコンFM3Aに装着して撮影した写真もあるのでそちらも是非見てください!

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