今回は、赤城山の南麓にある滝沢の不動大滝へのルートについてご紹介。

この記事は次のような方におすすめ!
・不動大滝へのルートを知りたい方。
・不動大滝へのコースタイムについての知りたい方。
今回のルートとコースタイム

今回は前不動駐車場から不動大滝を目指すコースとなります。

不動大滝は赤城山の中腹の粕川沿いにあります。
しばらく前にTBSの「マツコの知らない世界」で滝マニアの方が取り上げていた場所ですが、そこまで人も多くなくのんびりと滝を鑑賞できる穴場となっています。
以前は不動大滝周辺の道路に空きスペースがあり車で近くまで行けましたが、現在は閉鎖されているため前不動駐車場からのみアクセスできます。
少し距離はありますが足を伸ばす価値のあるスポットです。


ルートは約3.4kmで標高差は約200m。(実際は240m前後標高差あり。)
案内標識多数あり、コースも整備されていて歩きやすいですが、粕川沿いを歩く際は滑りやすくなっているので注意が必要です。


参考コースタイムは以下の通り。
【健脚者】 登山口~(5分)~延命猿水~(5分)~忠治みはり岩~(5分)~恵の瀧~(2分)~赤城山滝沢不動尊~(20分)~不動大滝 【一般】 登山口~(5分)~延命猿水~(5分)~忠治みはり岩~(5分)~恵の瀧~(2分)~赤城山滝沢不動尊~(30分)~不動大滝
1時間~1時間30分前後のコースタイムといったところ。
距離も短く体力的にキツイ箇所はほとんどないので老若男女幅広い年代の方が楽しめると思います。

雨が降らない時期に行っても迫力あり!天気が良い日に行くのがおすすめ!
アクセス

駐車場は湯ノ口滝澤林道沿いにある前不動駐車場を利用します。
登山口の目の前にあり20台前後車を停められるスペースがあります。
トイレは登山口から20~30分進んだ先の滝沢不動尊の近くにあります。


前不動駐車場周辺のトイレは赤城温泉駐車場公衆便所になります!
どんな服装で行ったら良い?
不動大滝は本格的な登山仕様の服装で行かなくても十分に楽しめます。
日陰での山歩きと沢歩きが中心となるため帽子なども無くても問題ありません。
体感気温としては前橋市内の気温から‐5℃といったところなので、上手く体温調節していくと良いかと思います。(不動大滝周辺はもっと涼しい!)

川を渡って進む箇所や沢沿いを歩くルートになるのでスニーカーはNG!

ルートの見所
国定忠治ゆかりの場所

前不動駐車場から10分程歩くと忠治みはり岩があります。
ここは国定忠治が関所破りの罪による代官所からの追ってを逃れて3か月間身を潜めていた岩場と言われています。
赤城山と縁のある国定忠治の足跡を伺える場所となっています。

国定忠治とは?
江戸時代後期に赤城山を拠点として活動した博徒。各地で争いを繰り返す一方で、天保の大飢饉の際には賭博で稼いだお金で多くの農民を援助したとの義理人情に厚い一面も。「赤城の山も今宵限りか」のフレーズで有名。
上杉謙信ゆかりの滝沢不動尊

滝沢不動尊は巨大な洞穴の軒下を借りて本殿が建っているのが特徴で、上杉謙信が北条氏を討伐のために鎌倉攻めを行う前に必勝祈願に訪れた場所と言われています。

また、滝沢不動尊には1406年に製造された重さ約100kgの右腕が切断された赤胴の像(上杉謙信が戦前に切り取ったとされる)が祀られているなど、謙信と滝沢不動尊の浅からぬ関係を窺がえます。

落差32m!大迫力の不動大滝

不動大滝は滝沢不動尊から20分~30分でアクセス可能です。
滝沢不動尊から先は沢を渡り、粕川沿いを歩くコースとなります。


不動大滝を構成する粕川の源流は赤城山にある小沼で利根川まで流れています。
垂直落下の滝で30mほど離れた場所にいても水飛沫が飛んでくる様は迫力満点です。
また、不動大滝がユニークなのは滝つぼまで近づける点。この規模の滝を間近で見ることができるのは価値のあることだと思います。

不動大滝の近くに源泉かけ流しの日帰り温泉あり!

まとめ
今回は、赤城山の南麓にある滝沢の不動大滝へのルートについてご紹介しました。
数ある赤城山の滝の中でも見応えがありますので、皆さんも是非行ってみてください!
他にも赤城山周辺のおすすめスポットを発信しているのでそちらも是非見てください!


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