今回は赤城山の西側にある3つの滝(トマの滝・蛇腹岩の滝・スズランの滝)を巡るルートについてご紹介。

この記事は次のような方におすすめ!
・トマの滝・蛇腹岩の滝・スズランの滝のルートを知りたい方。
・旧赤城キャンプ場からトマの滝・蛇腹岩の滝・スズランの滝を巡るコースタイムについての知りたい方。
今回のルートとコースタイム
今回は、旧赤城キャンプ場からトマの滝・蛇腹岩の滝・スズランの滝を巡るルートとなります。

赤城山周辺では不動大滝や小滝が有名ですが、今回の3つの滝を辿るコースは赤城山の中でも玄人向きのルートとなります。
山歩き・沢歩きがメインとなるため開けた景色が見える箇所はありませんが、秘境感満載の自然豊かなトレッキングをしたい方におすすめです。

ルートは約10kmで標高差は約560m。(実際は600m前後標高差あり。)
体力的にキツイ場所は少なく道も整備されていますが、関東ふれあいの道から外れる蛇腹岩の滝~スズランの滝から雰囲気が変わってきます。
特にスズランの滝周辺は急坂になっているので多少の注意が必要です。

参考コースタイムは以下の通り。
【健脚者】 旧赤城キャンプ場~(25分)~北回り登山口~(40分)~トマの滝~(40分)~蛇腹岩の滝~(15分)~スズランの滝 【一般】 旧赤城キャンプ場~(30分)~北回り登山口~(40分)~トマの滝~(55分)~蛇腹岩の滝~(25分)~スズランの滝
関東ふれあいの道とは?
関東地方1都6県を結ぶ総距離1799kmに及ぶ自然歩道。各地域の自然や歴史に触れ自然保護に対する意識を高めることを目標に環境省が整備していてもので、赤城山周辺は5つのコースが関東ふれあいの道に認定されている。
アクセス
駐車場は旧赤城キャンプ場に併設されています。(キャンプ場は現在閉鎖中)ナビで”群馬県渋川市赤城町北赤城山1022”と検索して向かうとスムーズです。


トイレはキャンプ場内にあります!(11月中旬~4月中旬は使用不可。)

トマの滝・蛇腹岩の滝・スズランの滝ルート詳細
トマの滝

トマの滝は旧赤城キャンプ場から60分~90分の所要時間となります。
トマの滝は関東ふれあいの道沿いにあり道が整備されていてルートもわかりやすいのが特徴。登山初心者の方でも行きやすいかと思います。
①旧赤城キャンプ場から舗装路を進み北回り登山口まで進む。
②関東ふれあいの道に合流して大沼湖尻バス停方面へと進む。
※北回り登山口正面左手にあるルートから進むと直接この道に出ます。
③小さな橋を進むと巨岩と案内標識が見えてくるので岩の左側を進む。
④巨岩から20分ほど沼尾川沿いを進むとトマの滝に到着。




蛇腹岩の滝

蛇腹岩の滝はトマの滝から40分~60分の所要時間です。
案内標識は少なくなり、コースも登山者用に整備されている感じではありませんが、基本的には沼尾川を目視できるルートを選んで進んで行けば迷うことなく辿り着けます。
周辺は手つかずの自然が残る苔むす森で、「東の屋久島」と言っても過言じゃないほどのエリアです。
①トマの滝の手前にあるまふじばしまで1度上がる。
②まふじばしを背中側に見て右側の細い道を進んで行く。
※右手に沼尾川が見える道を進む。
③5分ほど歩くと目の前に橋が見えて来るのでその橋を渡る。
④橋を渡ると左手に白い看板があるので、そこから沼尾川沿いを進んで行く。
⑤看板から25分ほど進むと蛇腹岩の滝に到着。





スズランの滝

スズランの滝は蛇腹岩の滝から15分~30分ほどの所要時間です。
蛇腹岩の滝から直線距離で200m程と近くにありますが、蛇腹岩の滝を迂回して向かう必要があるため辿り着くまでに時間を要します。
スズランの滝にアクセスするためには急斜面を下る必要があるので慎重に行くのが良いかと思います。
①蛇腹岩の滝の左手を上がっていく。
※このルートは斜度が60度前後あり足場もよくないので登る際は要注意。
②登り切ると斜面が見えて来るので、斜面を左手に見て沼尾川方面に下っていく。
③3分ほど沼尾川沿いを進むとスズランの滝に到着。



スズランの滝周辺は斜度があるので無理せず行くのがベスト!
スズランの滝の上の道を進んでみた
帰りはスズランの滝を正面に見た時に左手にある道を上がって戻ります。

この道も急坂になっていて足場も緩い感じ。周りの小さな木々も根っこが弱く、捕まろうとしてもパキッと折れてしまうなどして登るのに一苦労。
上まで行くと小さな道になっている箇所に合流して比較的歩きやすくなります。

道なりに進んで行くと徐々に下っていくと沼尾川にぶつかります。

行きとは違うルートを歩きたい!という方は是非参考にしてみてください。

このルートの雰囲気をもっと知りたい方は下記のリンクをチェック!

まとめ
今回は赤城山の西側にある3つの滝(トマの滝・蛇腹岩の滝・スズランの滝)を巡るルートについてご紹介しました。
それぞれ特徴が異なる滝になっていて、冬になると氷瀑トレッキングを楽しむこともできます。
山頂を目指すことだけが登山の全てではないことを感じさせられる面白い山歩きができるので皆さんも是非行ってみてください。
また、旧赤城キャンプ場がある渋川市は美味しい飲食店がたくさんあるので登山前後に寄り道するのもおすすめです!


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