今回は、富士フィルムXT-3とCONTAX(コンタックス)のオールドレンズ「Carl Zeiss Planar T* 35mm F2」の組み合わせで撮影してきました。

この記事は次のような方におすすめ!
・Carl Zeiss Planar T* 35mm F2 の特徴を知りたい方
・Carl Zeiss Planar T* 35mm F2 の使用感を知りたい方
Carl Zeiss Planar T* 35mm F2
Carl Zeiss Planar T* 35mm F2の主な性能は以下の通りです。
発売年月 1996年 発売時価格 47000 レンズ構成(群) 5 レンズ構成(枚) 7 絞り羽根枚数 7 最小絞り 16 最短撮影距離(m) 0.5 フィルター径(mm) 46 最大径x長さ(mm)x(mm) 56x31.5 質 量(g) 150
コンタックスのGシリーズ用に販売されたレンズ。

一般的に流通しているものはシルバーの筐体ですが、同時期の1997年に1000台限定でコンタックスのG2ブラックモデルが発売されていて、この個体はその際に発売されたものとなります。
マウント部分に電子接点がついているので、G1、G2で使用するとAF(オートフォーカス)やAE(自動露出)が使用可能。
K&F CONCEPTの絞りリングでピントを調整する仕組みになっていて、他のレンズよりもマニュアルの操作感を楽しめるレンズとなっています。

コンタックスGシリーズとは?
京セラから発売されたAF(オートフォーカス)搭載のレンジファインダーカメラ。G1(1994年)とG2(1996年)の2種類が発売されていて、対応するレンズはGマウントと呼ばれている。
カメラ設定
今回は、赤城川沿いの4つの滝(ゴロスの滝・砂川大滝・中滝・銚子の滝)周辺での撮影。
フィルムシミュレーションは、発色の良さと明暗のメリハリが効いた映りに定評のあるのVelvia(ビビッド)に設定しました。
その他は以下の設定となるので、富士フイルムXシリーズを検討している方は是非参考にしてみてください!
<フィルムシミュレーション>
Velvia(ビビッド)
<カラークローム・エフェクト>
強
<グレイン・エフェクト>
強
<ホワイトバランス>
オート
※写真は全て撮って出しです。


富士フィルムXT-3はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、35mm換算の焦点距離は52.5mmとなります!
作例



それぞれ絞って撮影した写真。
映りは流石カールツァイスのレンズといった所。特に明暗のコントラストがある場面での絵は非常に美しいです。

銚子の滝。


ゴロスの滝。

寄って撮影した1枚。
50cmまで寄って撮影可能。


上の2枚は砂川大滝。
黒檜山登山口から黒檜山に向かう道中に猫岩というスポットがありますが、砂川大滝にも猫の形にそっくりな岩があるので気になる方は是非行ってみてください。
使ってみての感想
操作性・映りの質も良くハマったときはしっかり撮れるレンズといった印象。
ただ、驚くようなボケ感であったりオールドレンズならではの風合いなどを表現できるかと言えば微妙な感じを受けました。
カールツァイスのレンズであれば、感性に訴えるような画質を持つ同じGマウントのBiogon T* 28mm F2.8や圧倒的ボケ感のDistagon 35mm F1.4 T* MMJ 、場の空気感を切り取るようなSonnar T* 85mm F2.8 MMG」の方が使っていて楽しいと感じます。
まとめ
今回は、CONTAX(コンタックス)のオールドレンズ「Carl Zeiss Planar T* 35mm F2」についてご紹介しました。
他にもオールドレンズに関する記事を紹介しているので、是非覗いてみてください。
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