今回は旧赤城キャンプ場から鈴ヶ岳を南回りで楽しむルートについてご紹介。

この記事は次のような方におすすめ!
・旧赤城キャンプ場から鈴ヶ岳への南回りのルートを知りたい方。
・旧赤城キャンプ場から鈴ヶ岳への南回りのコースタイムについて知りたい方。

今回のルートとコースタイム

今回は、赤城山西側の登山道を進み鈴ヶ岳(標高1564m)を目指すコースとなります。

鈴ヶ岳は、白樺牧場の脇にある鈴ヶ岳登山口から向かうルートが一般的ですが、渋川市側からのアクセスも可能です。
登山道近くに深山(みやま)という地名の場所がありますが、その名前の通り深い山の中にあるコースで自然の中にどっぷり浸りながら歩きたい方にピッタリのルートとなります。

ルートは約10.5kmで標高差は約760m。(実際は800m前後標高差あり。)
鈴ヶ岳の鞍部(大ダオ)周辺が急坂となりますが、そこまでは緩やかな登りとなります。

ルート全体を通して案内表記が各所にあるため道迷いの心配は少ないです。


参考コースタイムは以下の通り。
【健脚者】 旧赤城キャンプ場~(15分)~南回り登山口~(60分)~大ダオ~(15分)~鈴ヶ岳山頂~(10分)~大ダオ~(35分)~トマの滝~(10分)~ロウソク岩~(30分)~北回り登山口~(10分)~南回り登山口~(10分)~旧赤城キャンプ場 【一般】 旧赤城キャンプ場~(15分)~南回り登山口~(75分)~大ダオ~(25分)~鈴ヶ岳山頂~(15分)~大ダオ~(45分)~トマの滝~(15分)~ロウソク岩~(40分)~北回り登山口~(15分)~南回り登山口~(15分)~旧赤城キャンプ場
初めて行かれる方は、旧赤城キャンプ場から南回りで鈴ヶ岳を経由するのに4時間30分前後のコースタイムといったところ。
鈴ヶ岳まで登りで鈴ヶ岳以降は下りがメインのコースとなります。
また、旧赤城キャンプ場から北回り・南回りそれぞれの登山口に向かうルートは林道となります。
アクセス
車でのアクセス
駐車場は旧赤城キャンプ場に併設されています。(キャンプ場は現在閉鎖中)ナビで”群馬県渋川市赤城町北赤城山1022”と検索して向かうとスムーズです。


トイレはキャンプ場内にあります!(11月中旬~4月中旬は使用不可。)

バスでのアクセス
JR上越線・渋川駅発の深山線に乗車し、終点の深山まで乗り換えなしでアクセス可能です。
深山バス停から旧赤城キャンプ場までは5.1km。林道を歩いて登山口へと向かいます。
<渋川駅発→深山バス停着> 6時50分‐7時23分 8時17分‐8時52分 10時5分‐10時48分 <深山バス停発→渋川駅着> 10時50分-11時34分 13時45分-14時29分 15時57分-16時41分 ※6時50分発のバスは平日のみ運行。12/30~1/3運休。 ※日・祝日は運休。 ※運賃は580円。

最寄りのコンビニはローソン赤城インター店です。
ルートの見所

続いて、旧赤城キャンプ場から鈴ヶ岳への南回りのルートの見所をご紹介します。
深い森の中で楽しむ山歩き

鈴ヶ岳の手前にある大ダオまでの前後で違った景色の山歩きを楽しめるのが見所の1つ。
鈴ヶ岳登山口(南回り)から大ダオまではブナの森が広がっています。

深い森の中で開放感のあるブナの景色を見ながらの登山はこのルートならでは。

続いて後半の北回りルート。

大ダオから下っていくと目の前にはシダの群生地が現れます。

シダは赤城山の西側に位置するルート限定で見ることができ、他の赤城山の登山道とは違った魅力があります。
トマの滝

赤城山周辺には不動大滝や棚下不動の滝、そして氷瀑で有名な小滝など大小様々な滝がありますが、トマの滝も見所の1つ。

「まふじばし」の眼下にある高さ6mほどのこじんまりとした滝ですが、横から見た時の滝の流れがとてもきれいです。
登山道から少し逸れますが、周辺の手つかずの自然が残る景色と一級河川の沼尾川の水の透明度は一見の価値がありますよ。

<大ダオからトマの滝へのアクセス> ①深山バス停方面に下って行き、関東ふれあいの道に出る。 ②突き当りに沼尾川方面へ降りられる道があるのでさらに下る。 ③トマの滝・ロウソク岩分岐から沢沿いを進んで行く。 ※「まふじばし」には、沼尾川を左手に見て関東ふれあいの道を進んで行くとアクセス可能。




沼尾川は大沼と覚満淵が水源で利根川へと流れています。
ロウソク岩
登山道からはトマの滝と同じ工程でアクセス可能。
沼尾川に流れる支流沿いを進んで行くとわかりやすいです。


関東ふれあいの道~北回り登山口は林道歩きとなります。

南回りと北回り難易度は?
渋川市側から鈴ヶ岳に向かうには南回りと北回りの2種類のルートがありますが、それぞれ危険個所も少なくそれほど難しいコースではありません。
ただ、昼間に鹿や小熊が林道を歩く姿を確認できたり、電波が繋がらない場所が多い自然豊かなエリアになるので、事前の準備をしっかりとして登山を楽しむのが良いかと思います。


このコースの様子は下記ブログからも確認できます!

まとめ
今回は旧赤城キャンプ場から鈴ヶ岳を南回りで楽しむルートについてご紹介しました。
山歩きと自然を満喫できるルートでおすすめです。
また、周辺には矢筈(やはず)山とモロコシ山という赤城山のローカルな山歩きも楽しめる場所もあるのでそちらも是非!
他にも赤城山と周辺情報を発信しているので、気になる記事があれば参考にしてみてください!

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