オリンパス ZUIKO AUTO-S 40mm F2 レビュー

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今回は、富士フィルムXT-3とOLYMPUS(オリンパス)のオールドレンズ「ZUIKO AUTO-S 40mm F2」の組み合わせで撮影してきました。

この記事は次のような方におすすめ!

・ZUIKO AUTO-S 40mm F2の特徴を知りたい方

・ZUIKO AUTO-S 40mm F2の使用感を知りたい方

ZUIKO AUTO-S 40mm F2について

ZUIKO AUTO-S 40mm F2の主な性能は以下の通りです。

発売年月	1983年4月
発売時価格	22000円
レンズ構成(群)	6
レンズ構成(枚)	6
絞り羽根枚数	8
最小絞り	16
最短撮影距離(m)	0.3	
フィルター径(mm)	49
最大径x長さ(mm)x(mm)	60 x 25
質 量(g)	140

1983年に発売されたZUIKOシリーズで唯一のパンケーキ型のレンズ。

同時期には露出調整に秀でたOM-3,OM-4といったオリンパスの80年代を代表するカメラも発売されています。

主な特徴としては、薄型レンズでありながら6群6枚のレンズ構成である点。

レンズ構成枚数が増えるとレンズそのものが重く大きくなることが一般的。

一方で、ZUIKO AUTO-S 40mm F2は6群6枚のガウスタイプの構造でありながら、140gと軽さも両立させているという風変わりなレンズとなっています。

当時22000円と破格の値段で発売されていたものの売上が伸びなかったと言われているZUIKO AUTO-S 40mm F2。その実力は如何に。

▲アダプターはK&F CONCEPTのOM-FXを使用
ガウスタイプとは?

前玉(凸レンズ)ー絞りー後玉(凹レンズ)のように、凸レンズと凹レンズを交互に配置したレンズのこと。被写体をボケにくくすることや色ずれを軽減するなどの特徴がある。

同じくパンケーキ型のNIKKOR 45mm F2.8 Pは3群4枚構成。

カメラ設定

今回撮影したのは深い森で手つかずの自然の残る赤城山の西側のエリア。

発色の良さと明暗のメリハリが効いた映りに定評のあるのVelvia(ビビッド)で撮影しました。

その他は以下の設定となるので、富士フイルムXシリーズを検討している方は是非参考にしてみてください!

<フィルムシミュレーション>
Velvia(ビビッド)
<カラークローム・エフェクト>
強
<グレイン・エフェクト>
強
<ホワイトバランス>
オート
※写真は全て撮って出しです。
各フィルムシミュレーションの特徴(富士フィルム公式サイトより引用)縦軸が色のコントラスト、横軸が彩度を表しています。

富士フィルムXT-3はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、35mm換算の焦点距離は60mmとなります!

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作例

まずは絞って撮影した写真。

▲40mm 1/500秒 ISO500
▲40mm 1/60秒 ISO160
▲40mm 1/15秒 ISO160

シャープさも感じつつ全体的に優しく柔らかい印象を受ける写りでピント合わせも比較的スムーズ。

続いて立体感のある写真。

▲40mm 1/250秒 ISO400
▲40mm 1/125秒 ISO200
▲40mm 1/250秒 ISO400

前後の立体感を上手く表現できるのも魅力の1つ。機械的な写りではなく自然体な感じで距離感を出せるので使っていて気持ちの良いレンズです。

最後に絞り開放で撮影した写真。

▲40mm 1/60秒 ISO200

最短撮影距離0.3mと被写体に寄れて撮れるのもポイント高い。

▲40mm 1/250秒 ISO400
▲40mm 1/250秒 ISO160

ボケ感も良く背景によってはキレイな玉ボケ写真を撮れます。

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使ってみての感想

期待以上の描写力に加えて軽く携帯性の高さも魅力の逸品。

35mm換算で60mmと標準・中望遠レンズの間の画角が味わい深く、付かず離れずの距離感で撮れるレンズなので幅広い用途で使える優れものといった印象を受けました。

デメリットとしてはレンズの先端にある絞りリングの幅が薄く指先で絞りを決める際の操作性ストレス感じるところ

また、自分の所有している ZUIKO AUTO-S 40mm F2は絞りリングが緩く、絞り設定時にカチッとはまらないことがある個体。購入を検討している方はレンズの状態に加えて絞りリングの使用感も確認した方が良いです。

まとめ

今回はOLYMPUSの「ZUIKO AUTO-S 40mm F2」についてご紹介しました。

柔らかい描写力に加えてボケ感も楽しめる現代的なレンズです。

皆さんも是非使ってみてください!

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