今回は、富士フィルムXT-3とキャノンのオールドレンズ「FD 50mm F1.2 L」の組み合わせで前橋中央通り商店街周辺を撮影してきました。
この記事は次のような方におすすめ!
・FD 50mm F1.2 Lの特徴を知りたい方
・FD 50mm F1.2 Lの使用感を知りたい方
FD 50mm F1.2 L について
FD 50mm F1.2 Lの主な性能は以下の通りです。
発売年月 1980年(昭和55年)10月 発売時価格 90,000円 レンズ構成(群) 6 レンズ構成(枚) 8 絞り羽根枚数 8 最小絞り 16 最短撮影距離(m) 0.5 最大撮影倍率(倍) 0.13 フィルター径(mm) 52 最大径x長さ(mm)x(mm) 65.3 x 50.5 質 量(g) 380 (CANON CAMERA MUSEUMより引用)
大口径レンズですが主張は少なく、渋さを感じるレンズです。
そして、富士フィルムXT-3に装着させた際に目を引くのはレンズ外観の赤鉢巻きマーク。さり気ない主張が絵になります。
Lの意味とは?
キャノンのレンズの中には赤い文字で ”L”とつくものがありますが、これはLuxuryの意味で、キヤノン光学技術の粋を集めた高級レンズシリーズを意味します。Luxuryシリーズはレンズ外観の赤鉢巻きマークが目印。
大口径レンズとは?
開放F値が小さいレンズのこと。これにより光を多く取り入れることができるので明るい写真やボケを生かした撮影を楽しめる。
カメラ設定
今回は、昭和の面影が色濃く残る中央通り商店街での撮影ということで80年代~90年代のイメージで彩度は抑えめで硬めの階調のClassic chrome(クラシッククローム)で撮影しました。
その他は以下の設定となるので、富士フイルムXシリーズを検討している方は是非参考にしてみてください!
<フィルムシミュレーション>
Classic chrome(クラシッククローム)
<カラークローム・エフェクト>
強
<グレイン・エフェクト>
強
<ホワイトバランス>
オート
※写真は全て撮って出しです。
富士フィルムXT-3はAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているため、35mm換算の焦点距離は75mmとなります!
作例
老舗レストラン、モモヤの店頭のショーケース。
カフェ&雑貨店、手紙舎の入り口にて。このレンズの特徴なのか背景のボケ(右側の文字の部分)の主張が強い感じがします。
バブル時代?のダンスホールの古看板。
吞龍横丁(通称:呑べい横丁)は小さな飲み屋が立ち並ぶエリア。ハシゴ酒におすすめ。
旨いお酒と新鮮料理の宝庫!前橋・隠れ酒信玄 | 赤城山をもっと!! (tsk9648.com)
手前のお地蔵さんにピントを合わせて1枚。20m先の右奥に車と通行人がいましたが、遠近感も良く出ていました。
1つの背景を移すのも良いですが、このようにボケと立体感を楽しむのも面白いレンズ。
使ってみての感想
対象物を的確に捉えるスナイパーのようなレンズといった印象を受けました。
解析度が高くボケ感も出せる。ポートレート撮影にも向いてるレンズだと思います。
中古相場が高いのがやや難点ですが、使うのが楽しいレンズなので気になる方は是非手に取ってみてください!
他にもブログ内でオススメのオールドレンズを紹介しているので、そちらも是非ご覧ください!
コメント