本日は赤城山外輪山の縦走についてご紹介します。
コースタイム等の詳細も記載するので、赤城山外輪山の縦走を検討している方は参考にしてみてください!
今日のルートとコースタイム
2024年7月20日 晴れ時々曇り 気温19℃(朝7時の黒檜山登山口の気温)
今日のルートは黒檜山登山口からスタートして大沼周辺の主要な山を時計回りに進んで行きます。
このルートは赤城山の中で標高の高い上位5座(黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、小地蔵岳)のピークを踏むので登り甲斐があります。
また、大沼や覚満淵、小沼といった観光スポットを巡りつつ信仰の山である鈴ヶ岳や、手つかずの自然が残る原生林の中も歩く変化に富んだルートとなっています。
今回縦走した9座は登頂した順に以下の通り。
①黒檜山(1828m)②駒ヶ岳(1685m)➂篭山(1432m)④小地蔵岳 (1574m)⑤長七郎山 (1579m)⑥地蔵岳 (1674m)⑦見晴山(1458m)⑧鍬柄山(1562m)⑨鈴ヶ岳 (1565m)
標高差が1600m以上ありアップダウンが多いコースになるので登山中級者以上の方におすすめです。
友人の距離計は約19kmだったので、全体で約20kmほどの距離で見て良いかと思います。
このコースの最大のポイントは、
①黒檜山登山口から黒檜山への急坂。
②長七郎山から地蔵岳への登り返し。
③大ダオから先のアップダウン。
この3点。特に後半の鈴ヶ岳周辺までにいかに体力を残しておけるかが重要です。ちなみに自分たちはヘロヘロでした。。(笑)
服装について
夏場にこのルートを歩く方は、Tシャツ・ロングパンツのスタイルがベストです。
前半の黒檜山や地蔵岳付近は暑さはあるものの快適に歩けますが、後半の鈴ヶ岳周辺から先は赤城山の自然で育った大きめのアブがたくさんいるのでロングパンツかスパッツ等の着用をおすすめします。
食料について
今回の赤城山外輪山の縦走コースでは補食をできる場所が2か所あります。
1つ目は、赤城山頂記念館サントリービア・ハイランドホール。黒檜山登山口から約4.5km、篭山を下りた先の鳥居峠にお店があります。(営業時間は平日10時~、土日が9時~。)
2つ目は、赤城山総合観光案内。見晴山を下りて鈴ヶ岳登山口に向かう途中にあります。(9時~16時まで。火曜定休。)
赤城山総合案内所はトイレ、自販機がありソフトクリーム等の軽食もあるので立ち寄りには最適です。
それぞれのお店はクレジットカード、電子マネーでの決済は出来ないので現金を持ちましょう!
また、長い距離を歩くので朝ごはんもしっかり摂ってから行きましょう!早朝から営業してるおすすめのお店は下記を参考に!
【7時2分】黒檜山登山口
スタート地点は黒檜山登山口から。黒檜山山頂まで急坂が続きます。
夏場でも赤城山は清々しい気候。
【7時24分】猫岩
猫岩まで来る頃には汗が吹き出してくる感じ。
今日は序盤から飛ばして行きます。
【7時46分】黒檜山山頂
登山開始から45分で黒檜山山頂に到着。
コースタイムとしては50分~1時間で登れば速い方なので、かなりいいペースで1つめの山頂に!
黒檜山山頂の奥に見晴らしの良いエリアがありますが、朝から20人近くの方が休憩していました。
ここから駒ヶ岳山頂を目指します。
黒檜山大神から木道の小道や林の中を200mほど下っていきます。そこから登り返して駒ヶ岳山頂へと向かいます。
黒檜山山頂から駒ヶ岳に向かう稜線に出ると心地よい風が吹いていて一旦ここでリフレッシュ。
【8時17分】駒ヶ岳山頂
登山開始から1時間15分、駒ヶ岳山頂に到着。
やや雲が多くなってきているものの歩きやすい気候で引き続き良いペースを継続。
次に目指すのは篭山。篭山へは尾根をそのまま歩いていきます。
篭山の周辺には非常にわかりやすい地図が置かれているのでそちらを参考に。
【8時37分】篭山
ここから鳥居峠へと下っていきます。
鳥居峠には赤城山頂記念館サントリービア・ハイランドホールがありますが、営業時間外だったので寄らず。
覚満淵を眺めて次の目的地、小地蔵岳を目指します。
【9時7分】小地蔵岳
篭山同様、小地蔵岳もこじんまりとした山頂。
小地蔵岳から長七郎山へは来た道を一旦戻り、進んでいきます。
【9時16分】長七郎山
本日、5つめのピークとなる長七郎山に到着。
長七郎山は東側(栃木方面)の景色が開けていて気持ちの良い山頂です。天気が良いと肉眼で富士山やスカイツリーもバッチリ見られます。
ここから小沼方面へ下っていき、県道16号を経由して八丁峠へと向かいます。
ここから地蔵岳を目指していきます。
【9時57分】地蔵岳
登山開始から約3時間、地蔵岳山頂に到着。
地蔵岳山頂からは今まで登ってきた駒ヶ岳や黒檜山を一望できる絶景スポットの1つ。
ここで一度小休止。
地蔵岳は登山口が複数あり、ルートの組み合わせを自由にできるのが魅力の1つ。なかなか奥が深くて楽しい山ですよ!
次の見晴山へ向かうコースはいくつかありますが、今回は新坂平駐車場方面に向かうルートから進みます。
途中に分岐がありますが、見晴山と赤城山総合観光案内に寄らない場合は分岐を左手に進むと鈴ヶ岳方面へスムーズにアクセスできます。
【10時31分】見晴山
見晴山山頂(1458m)に到着。この辺りでちょうど折り返し地点になります。
アップダウンで溜まってきた疲労を回復させるために赤城山総合観光案内所に寄ります。
トイレを済ましてソフトクリームを買おうとレジに向かう途中、あることに気が付きました。
「財布を車の中に忘れた。。」
ここでの補食をあてにしていたため、残りの食料はコンビニで買ったゆで卵1つ。(笑)体力的にかなりしんどくなっていましたが、友人と相談してとりあえず行けるところまで進むことに!
ちなみに赤城山総合観光案内所に併設しているトイレの水は水道水なのでここで補充は可能です。
白樺牧場沿いを進み鈴ヶ岳方面へ向かいます。
【11時23分】鍬柄山
見晴山山頂からおよそ1時間で鍬柄山山頂に到着。
大ダオまで一度下り、そこから鈴ヶ岳までは400mの急坂。。ここの岩場が中々の斜度で、後半の1つめの難所。
【12時1分】鈴ヶ岳
登山開始から5時間、なんとか鈴ヶ岳に到着。
鍬柄山山頂から鈴ヶ岳までのアップダウンで半分心が折れかけている中、鈴ヶ岳山頂には大量のアブが!休憩もそこそこに大ダオまで下っていきます。
【12時32分】大ダオ
鈴ヶ岳から大ダオまで戻り、再び長い下りに入ります。
鍬柄山から先は大沼方面までエスケープするルートはありません。このルートは鈴ヶ岳周辺から先がハードになるので、体力的にキツイ場合は鈴ヶ岳登山口までにルート変更を視野に入れると良いですよ!
この周辺のコースは手つかずの自然が残っているエリアで歩きがいがあるので一度は通ることをお勧めします!
ピンクリボンに沿って進んで行くと小さな橋が見えてきます。ここには利根川まで繋がる沼尾川が流れていて、小休憩にはピッタリな場所!(虫は多いです!)
足を冷やしつつ、最後の食料のゆで卵を食べてラストスパート!
【13時49分】出張峠
大ダオから歩くこと約1時間15分、出張(でばり)峠に到着。分岐を上がっていくと4座(出張山・薬師岳・陣笠山・足柄山)のピークを踏むことができ、本来この4つの小ピークも超えていく予定を立てていましたが、エネルギー不足で気力が残っていないため断念!
厚生団地バス停方面に進み大沼湖畔を通って駐車場まで帰りました。
【14時32分】黒檜山登山口
登山開始から7時間30分、黒檜山登山口に到着。
前半はテンポよく歩けていましたが、後半はエネルギー不足の影響もあって失速。数値を見てもやはり鍬柄山から先で苦戦しました。
今回は一番きつい黒檜山を最初に登るルートで外輪山を一周しましたが、鳥居峠に車を停めて篭山から反時計回りに進み前半のうちにアップダウンの厳しい箇所を通るのも一考かな~と思います。
まとめ
今回は黒檜山登山口から外輪山を時計回りに周回するルートをご紹介しました。
赤城山でも難易度の高いコースですが変化に富んだルートで終始楽しく歩くことができるのでオススメです。
皆さんも是非トライしてみてください!
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