「RIDGE MOUNTAIN GEARのパンツって実際どうなの?」
この記事で登山歴10年の私が様々なギアを試してようやく辿り着いた至極の登山アイテム、RIDGE MOUNTAIN GEAR(リッジマウンテンギア)のBASIC HIKE PANTS(ベーシックハイクパンツ)についてご紹介します。
リッジマウンテンギアについて
RIDGE MOUNTAIN GEARは山で過ごす時間や、それにいたる迄の日々の生活をシンプルに過ごす為の道具を作るメーカーです。
公式HPより
リッジマウンテンギアの製品には、それぞれ”BASIC”という言葉がつけられている物が多いですが、実際にカラーやサイズ感、機能性含めて日常から山まで分け隔て無く使い勝手が良い物が多いです。
商品は国内製造をメインに、アイテム毎に製造工場を分けて作っているようでモノづくりへの拘りを強く感じるブランドです。
そして、代表の黒澤雄介さんはなんと私が暮らす前橋市出身(!)とのことで個人的に活動を応援しています。
ベーシックハイクパンツについて
サイズ感
170cm、55kgの自分はSサイズを着用しています。腰骨で着用してパンツの裾がシューズに僅かにかかるジャストサイズになります。 しゃがんだり岩場を上がる際は10~15cmほど裾が上がります。
シルエット
着用しての第一印象は「癖がない」ということ。細すぎず太すぎないちょうど良いバランスです。
股上が深くお尻から太もも裏部分に余裕のある設計ですが、テーパードがかかっているため野暮ったい印象にはならないです。
リッジマウンテンギアの商品全体に言えることですが、バランス感の取れた製品が多く日常使いでも違和感なく着込めるのが個人的に気に入っているポイントです。
特徴
深めのポケット
実際に着用してみるとポケットのスペースが思っていたよりも深く感じました。
サイドポケットは斜めから持ち物を出し入れする仕様になっていて、iPhoneケースをつけた携帯を入れる際に片手で収納しづらいのがやや難点。
一方で、行動中に物を落とす心配がほぼないこと、そしてポケットに財布・携帯・車の鍵などを入れた状態で登山をしても足上げの負担になりにくい点でメリットを感じる仕様になっています。
アジャスターが緩まない
登山中、時間が経つにつれてアジャスターが緩み何度も調整しながら目的地を目指す経験をしたことがある人は多いと思います。実際に自分も同じような経験をしています。
ベーシックハイクパンツはテープとアジャスターの相性が良く、行動中の緩みが少なく緩めるときはワンタッチで楽々。
ちなみに、ベーシックパンツのテープアジャスターはミステリーランチのバックパックにも採用されているアメリカのDulaflex(デュラフレックス)社のバックルを使っています。
国内製造に拘りながら適材適所のパーツを使用する拘りぶり。良い物を作ろうという意思を強く感じます。
山で着てみた!
ここからは実際に夏の赤城山で着用した際のレビューです。
<今回の条件>
2024年7月20日
晴れ時々曇り
気温19℃(朝7時の黒檜山登山口の気温)
赤城山の中でも難易度の高い赤城山外輪山をほぼ一周するコースで距離は約20km、行動時間は約6時間30分の行程。
急坂・岩場・アップダウンのある変化に富んだルートおいてベーシックハイクパンツを着用しました。
耐久性は問題ないか?
問題ありません。生地がしっかりしているため、岩場で擦ったり木の枝に引っかかったりしても白いスレはできるものの簡単には傷まない生地です。
足上げ時のストレスは?
汗をかいていない状態だと非常にスムーズです。
ベーシックハイクパンツには行動時にシャカシャカと涼しげな音がするワッシャー加工を施したSupplex®ナイロン生地が使用されており、一般的なナイロンに比べて生地が柔らかくなっているのが特徴の1つ。
この生地感と腰回りのゆとりのあるサイズ設計でで足上げの際のストレスは少ないです。
夏場の登山に適してるか?
適しています。
長時間歩いて汗をかくと、岩場での足捌きの際にやや膝が引っかかる状態になりますが、パンツ内が蒸れて不快になるような状況はありませんでした。
ロングトレイルに向いている?
向いています。
携帯電話と車の鍵をポケットに入れたまま約20km歩きましたが、パンツのアジャスターが緩むことは1度もなく終始快適に動き続けられました。
また、腰骨に合わせて着用することで行動のスイッチが入る不思議な魅力を持ったパンツにもなっています。
まとめ
RIDGE MOUNTAIN GEARのBASIC HIKE PANTSはオン・オフ問わず長い期間使えるパンツを探している方にとって最高の相棒になり得るアイテムです。
ファッション性と機能性を両立した逸品となるので皆さんも是非使用してみてください!
コメント