今回は、赤城山温泉郷にある湯之沢館の日帰り温泉について。
赤城山温泉郷には御宿総本家、にごり湯の宿・赤城温泉ホテル、花の宿・湯之沢館の3つの宿泊施設がありますが、新型コロナウィルスの影響で日帰り温泉の営業をしているお宿は湯之沢館のみとなっております。(2022年8月21日現在)
アクセス
駐車場に関してはこちらのページで詳しく紹介しています。
湯之沢館手前の道にも駐車スペースがあるので確認してみると良いでしょう。
湯之沢館へは金網のフェンスに沿って進んでいき、御宿総本家手前にある赤い階段を降りて行きます。
日帰り温泉情報
料金 | 大人600円 子供400円 |
営業時間 | 11時~16時(不定休。時間は変更有り。) |
利用時間 | 1時間 |
浴室 | 瀬音露天風呂(男性)赤城名月風呂(女性) |
湯之沢館は1880年(明治13年)に創業し、与謝野鉄幹や高村光太郎といった文人・墨客なども訪れた歴史のある湯宿だそうです。
浴槽までは館内の階段を登り下りしていきます。
脱衣所にロッカーはなくカゴの中に荷物を入れる仕組みです。
浴槽は上段と下段に1つずつあり、それぞれ40℃・25℃前後の体感温度で上段の方が温かくなっています。僅かな鉄の匂いを感じられる温泉でとろっとした肌触りが癖になる本格的なにごり湯です。
浴槽の手前に洗い場が2か所ありシャンプーやボディーソープも完備してあります。
湯之沢館の源泉は赤城山の地底から様々な成分を溶かして湧き出してきたもので、カルシウム・マグネシウム・ナトリウムを含んだ炭酸水素塩です。和歌山県にある「龍神温泉」や岩手県にある「国見温泉」、佐賀県の「嬉野温泉」などと同じ泉質です。
源泉は43.2℃でphは6.5。加水・加温ありとなっています。
赤城温泉の特徴の1つに石灰華と呼ばれる湯の華があります。
これは温泉成分に含まれるカルシウムの温泉成分により浴槽水面に張られた薄い白い膜のことを指すもので赤城温泉ならではの現象です。
また、赤城温泉の源泉は透明ですが空気に触れることで時間の経過とともににごり始めるのも特徴の1つとされています。
私が行ったときは上段の方がにごりが濃かったです。
瀬音露天風呂の上流からは玉簾れの滝が神沢川に流れ落ちていて風情のある景色を楽しめます。
サウナはありませんが、眼下に広がる景色とかけ流しの2つの温泉を交代浴でのんびりと入っていると1時間があっという間です。湯上り後は肌のしっとり具合に驚きますよ。
入浴後は自販機の向かいにある赤城山の水を飲んで水分補給。至福の1時間となりました。
公共交通機関を使ってのアクセスは難ありですが、車で赤城山周辺に遊びに来られる方にはおすすめです。
それではまた!
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